ACW2 News
06/10/31 朝日新聞に報道されました
働く女性支援へ全国組織 非正社員増に対応
各地の女性労組や女性NGOのメンバーが集まり、働く女性のための初の全国的支援組織を結成する。非正規雇用が働く女性の半数を超し、既成の労組では対応できない層が急増。どの地域の女性も個人で参加でき、法的な助言や労使交渉の支援を受けられる仕組みが必要になった。年内に約500人の加入を見込んでおり、来年1月、東京都内で旗揚げ集会を開く。
新組織の名称は「働く女性の全国センター」(ACW2=Action Center for Working Women)。東京、北海道、仙台などの労組「女性ユニオン」のほか、女性の労働問題に取り組む関西の「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」や福岡、名古屋、京都の女性グループなどのメンバー15人が呼びかけた。
90年代にパートの賃金差別訴訟やコース別人事訴訟、セクハラ訴訟など職場の性差別を問う裁判が相次ぎ、これを支える女性ユニオンや支援NGOが各地に誕生した。これらが男女雇用機会均等法やパート法の改正運動を通じて連携を強め、今回の発足となった。
代表に予定されている「女性ユニオン東京」前委員長の伊藤みどりさんによると、非正社員女性を中心に解雇やセクハラ、パワハラなどの相談は増加。均等法改正で労働基準法の女子保護規定が撤廃されて以来、働く女性の健康障害、うつ病も目立ち、複合的な対応が必要になっている。
会員は、必要なときにセンターに連絡すると、近くの女性ユニオンやカウンセラー、弁護士の紹介などを一括して受けられる。女性は組織に所属することが少ないため個人参加方式をとり、発起人も各組織からの個人参加。年会費1000円。
問い合わせは、「女性ユニオン東京」内のセンター準備会(ファクス03・3320・8093、Eメールはacw2ml@yahoo.co.jp)。
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