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女性ホームレス 布ナプキン製作・販売
女性ホームレス 布ナプキン製作・販売
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20080626ok01.htm
「ノラ」が製作・販売する布ナプキン ホームレスの女性グループが生理用布ナプキンの製作・販売に取り組んでいる。口コミで評判が広がっている。
布ナプキンを作って販売しているのは、「ノラ」というグループ。東京都内の公園で生活するいちむらみさこさん(36)が昨秋、知り合いのホームレス女性数人に呼びかけて結成した。
いちむらさんは、以前から布ナプキンを作って愛用。人形や鳥の形をかたどったものを作って知人に贈ったところ好評だったため、ホームレス女性の収入確保につながるよう、市販タイプを考案した。
無漂白のコットン・ネルを使い、周囲をカラフルな木綿糸でかがってある。三つ折りにして使うが、経血量が多い日は、ひとまわり小さなミニナプキンを折り込んで使う。下着のまた布に固定させる「羽根」が別布で付いている。羽根部分に「ノラ」のスタンプがあるのが目印だ。
週に1度、いちむらさんの元に完成品を集め、販売担当の女性がイベント会場などに“行商”に行く。これまでに約80個を売った。
1個1000円で、報酬として製作者、販売者らに数百円ずつ支払う。「自由になるお金が手に入る」と、販売担当の女性(59)は満足そうだ。
すべて手縫いのため、1週間で数セットしか出来ない。購入を希望する場合は、ノラのブログ(http://noratokyo.exblog.jp/)からメールで申し込むことができる。
いちむらさんは「ホームレス女性の日々の生活を楽しくするために作った。ホームレスは男社会なので女性がつながる意味は大きい」と話す。洋裁バサミやカラー木綿糸が不足しており、不用品の寄付も呼びかけている。問い合わせは、働く女性の全国センター(03・5304・7383)へ。
(2008年6月26日 読売新聞)