ACW2 News
アジア女性労働者委員会(CAW)の総会に参加
11月24日ー26日の3日間、マレイシアで開催されたCAWの総会に参加してきました。
参加国は14カ国、35グループ約90名。
議論したことは、新自由主義に対抗して女性労働者の働く状況を如何に改善していくかです。そのために、規約の見直しや構造の見直しも活発に議論しました。南アジアの紛争下の女性労働者の取り組みと東アジアの状況のギャップはい大きく、話がかみ合わないときも多くありましたが、本当に多くの意見が活発に出ました。(この規模の日本の会議でここまで活発なのは見たことがありません)
時には、なかなか意見の一致が見られず大変な場面もありましたが、進行役のよく訓練された進行で、合意が形成されていきました。
議論が葛藤したときは、怒りを発散させるアイスブレイクや、シリアスなことにもユーモアを入れることを忘れず本当に議論の仕方に、また多く学びました。評価の方法も、取り組んだことが積み重ねられるように工夫されており、組織のあり方として、全国センターに生かせる多くのことを学びました。
たくさん紹介したいのですが、例を挙げると、
毎回、1日の会議の振り返りを朝やるのですが、それをテレビ番組に例えて紹介したり天気予報になぞらえて、各国の政治状況を説明したりと、疲れさせない工夫がたくさんありました。
アジアから見ると、日本は、北のほうに位置していて、まだよく見えない状況です。しかし、日本の企業はアジアに進出して、多くの富を得ている現状の裏で労働者の状況が劣悪化していることは、国境を越えて経験の交流を
活発にしていく必要性を感じました。
伊藤みどり
[ Top of News > 日記 ] 掲載 2006/11/28