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記事のトップ > ACW2からのお知らせホットライン08年4〜6月の報告
◆4月から6月の3ヶ月間の相談件数は合計で112件でした。
時間外や話し中なども合わせると合計1150件も着信があり、電話が通じなかった方も多かったと思います。
4月の改正パート法施行に伴い、5月9〜11日の3日間「パートホットライン」を行いましたが、その間に543件も着信があったことが大きかったのではないかと思います。
◆雇用形態別
正規26人、非正規76人、その他(無職など)3人、未回答7人でした。
パートホットラインの効果か、非正規労働者からの相談がたくさんありました。
◆相談内容
暴言、いじめ、その他人間関係が20件(うち非正規が11件、正規が9件)
セクハラが12件(うち非正規が4件、正規が4件、その他が2件、未回答が2件)
で、やはり職場でのハラスメントの相談が一番多いという状況は依然として続いています。
続いて多かったのは、長時間労働、サービス残業、有給休暇などその他のものも含めて労働時間や休日に関する相談17件でした。
正規が1件、未回答が1件でそれ以外の15件は非正規社員からの相談で、
特に「パートタイマーでも有休は取れるはずなのに取れない」といった内容の訴えが多かったのが特徴です。
さらに、解雇、退職勧奨、雇用不安の相談も14件寄せられました。職を追われる(かもしれない)という最も厳しい相談といえます。
パートホットラインの期間中には、低賃金や正社員との賃金格差の相談が9件寄せられました。
そして、改正パート法が施行されても正社員に転換できないなどのその他雇用関係の訴えも6件ありました。
法律が現実のパート差別を改善することはできていないという実態が明らかになったといえます。