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記事のトップ > あきらめない仲間たち情報韓国シチズン精密労組
みなさま
韓国シチズン精密株式会社が、突然、労組への通告なしに88万株すべてを韓国の高麗TTRという靴のメーカーに売却したため、韓国シチズン精密労組は、組合員の雇用を守るため、日本のシチズン時計株式会社・本社(田無)との話し合い(団交)を求めています。
日本のシチズンは、韓国に進出し、より安い労働力に転換するために
韓国撤退の方向で動いているのです。
来日している、女性労働者は、みな若くて1ヶ月も、光輪モータース
という倒産で組合が工場占拠しているところに寝泊りして闘ってきたそうです。さらに多くのメンバーが、韓国から来日する予定だそうです。
詳細につきましては、7/16に応援する会結成時の呼びかけ文を貼り付けますので、ご確認ください。
↓下記の支援要請に応え、連帯行動に参加しよう!!
★行動連帯要請★
7月23日(水)13:30 西武新宿線改札・高田馬場集合
7月25日(金)11:45 田無駅集合
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日々のご活躍に心から敬意を表します。
さて、株式会社韓国シチズン精密(従業員134名)は、日本のシチズン時計株式会社の子会社であり、シチズンホールディングス株式会社(本社・東京都西東京市)の孫会社です。1988年に資本金44億ウォン(額面価5千ウォン、88万株)で韓国・慶尚南道昌原市に設立され、主に腕時計を製造してきました。
今年4月24日、日本のシチズンホールディングスは取締役会議の決定によって、この韓国シチズン精密の株式88万株すべてを韓国内の高麗TTR(資本金2億ウオン)という製靴企業に売却し、4月28日にその事実を組合に通告してきました。
韓国シチズン精密労働組合(チョン・ヒョンオク委員長、組合員97名)は、会社側とむすんだ団体協約で「分割、合併するか、事業の全部または一部を他人に譲渡または分社しようとする場合、会社は90日前に組合に通知し、事前に組合と合意する」としています。また、上部団体の民主労総金属
労組と使用者団体である金属産業> 使用者協議会が産別交渉でむすんだ中央協約にも「分割、合併、売却および分社するとき、70日前に組合に通知」することになっています。シチズンホールディングス株式会社は、この両協約に違反し、韓国シチズン精密労組との合意がないまま、一方的に韓国の孫会社の株すべてを業種の違う企業に売却してしまったのです。
韓国シチズン精密労働組合は、この一方的な株式売却に抗議し、売買契約書と売却にかんする全書類の公開を要求して職場を占拠し、争議態勢に突入しています。また、6月5日から、日本遠征団を組織して、親会社であるシチズンホールディングス株式会社に対して誠実な交渉を求め、日本でも闘っています。
韓国シチズン精密は昌原工業団地内にありますが、近くの馬山・昌原自由輸出地域では、2003年に韓国シチズンで争議が起こり、2006年には韓国山本でも争議が起こりました。私たちは、こうした韓国に進出した日系企業による利潤第一主義のあり方に対して断固抗議し、速やかに韓国シチズン精密労組との交渉に応じるよう要求 するものです。私たちはこの問題を、日本の働く者、労働者全体の問題であると考え、韓国シチズン精密労組の闘いに支援連帯するため、「韓国シチズン精密労組を応援する会」を結成したいと思います。
来たる7月16日、台東区上野区民館において、「韓国シチズン精密労組を応援する会結成総会」を開催します。
海を越え日本の本社に対して闘う韓国労働者を応援するため、是非とも参加してくださるようお願い申しあげます。
2008年7月1日
韓国シチズン精密労組を応援する会(準備会)