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参加者の記事を紹介します。市川房枝記念会で不当解雇とたかっている
原告からレポート
小さな光・・・働く女性の全国センターの発足
[ Weblog ] / 2007-01-21 10:00:12
昨日、水道橋の韓国YMCAで「働く女性の全国センター・ACW2」の発足記念イベントが開催されました。会場は全国から集まった約200名の参加者で溢れ、静かな決意が会場を満たしていました。
ゲストトークは田中美津さん(鍼灸師)の「身体からみた現代労働事情」。大学時代に何度かお会いして以来、25年か26年ぶりでしょうか。でも、一目で「あっ、元気そう」とピンと通じるのが不思議です。
美津さんは、治療を通して女性の身体がひどくなる一方であると実感していました。そして、免疫力とは、「ストレスと冷え」をどう防ぐかだそうです。不当な労働条件に対して立ち上がるためには、身体の力がなくてはたたかえないとも。心しましょう。
冒頭に美津さんは、「今日は本当にうれしい。小さな光を感じます。人の痛みに対して差し出す手です。痛いといっている人に駆け寄るセンターができた。涙が出るほどうれしい。」と発言されました。
この言葉を聞いて、記念会に決定的に足りなかったことに気がつきました。「人の痛みに対して手を差し出すこと」です。女性に対する支援機関が「人の痛みに対して手を差し出す」ことを率先して行うのは当然なのに、なぜ欠如してしまったのか。
私は、3分間リレートークの10人のスピーカーの一人として、「整理解雇を許さない」というテーマで訴えました。発表前に、色画用紙を渡されて、訴えたいことを書いて話すようにといわれましたので、「人間不在とのたたかい」と書きました。耐震診断の発表からわずか2ヶ月の間に、職員の生活と労働基本権、500人の受講生の生きがい、維持員の信頼と希望などを奪って会館から人が消えたのです。このような「人間不在」を招いたものは何なのか、裁判で追及したいとアピールしました。
集会のあとで、古い友人たちや、これまでお目かかることができなかった数多くの方が声をかけてくれました。ありがとうございました。大変元気にたたかっていますので、大丈夫です。時間があったら裁判にお出かけください!
デトロイトからかけつけたハイディさんが、「女性の力で世界を変えることができる、女性の力で世界を変えよう「、と皆を励まし、田中かず子さんは、「今日の日を絶対に忘れません」と、ACW2の発足を賞賛しました。
本当に、働く女性の全国センター(ACW2)、発足おめでとう!